MacOSでアプリケーションの起動オプションをつけるのは、Windowsのようにプロパティに起動オプションをつけるようにはできません。Macでは一般的にターミナルよりコマンドラインをつかって起動オプションを付加してアプリケーションを起動させます。
ターミナルをわざわざ開くのが面倒、そもそも他の家族が使うときに困るので、それらをアイコン化して、1クリックで起動オプションありで起動できるようにする方法をご紹介。
利用するのはMacに最初から入っている「Automator」の「シェルスクリプトを実行」を使ってあげます。
ちなみに、最終的にはChromium系IronにFlashを設定したまま起動するオプションをご紹介します。
Automatorで起動オプションを作る
GoogleChromeのシークレットモードで起動するオプション
/Applications/Google\ Chrome.app/Contents/MacOS/Google\ Chrome --args -incognito
例えば、GoogleChromeをシークレットモードで起動するオプションは上記のようになっています。これを「ターミナル」アプリにそのまま打ち込めば、GoogleCromeがシークレットモードで起動できます。
まあ、この作業は「ターミナル」を起動させて、さらにコードを打たないといけないので非常に面倒です。そこで「Automator」を使うというわけです。
Automatorで起動オプション
まずは「Automator」を起動して、「新規」より「アプリケーション」を開きます。次に、検索窓に「シェルスクリプトを実行」と入力する。
あとは「シェルスクリプトを実行」に先ほどのコードをそのまま入力する。右上に有る再生ボタン(実行)より、スクリプトを実行してみて、GoogleChromeがシークレットモードで開いたら成功。
あとは名前を付けて保存してあげる。フォーマットは「アプリケーション」で保存します。
ついでにアイコンも換えておこう
このままではAutomatorのアイコンのままなので、ついでにGoogleChromeのアイコンに換えておこう。Finderで「アプリケーション」の中に有る「Google Chrome.app」の情報を見る。
そこにあるchromeのアイコンをクリックすると、アイコンが強調されます。そのまま、command + s でアイコンをいったんクリップボードにコピーします。(見た目上、コピーされているかはわからない)
あとは、先ほど作ったAutomatorのアイコンの情報より、同じようにアイコンをクリックして、今度はcommand + vをするとアイコンが変わります。
ChromiumでFlashを使う
ChromiumではFlashが非搭載のものがあります。そういうときに使える技です。
PPAPI-Flashを下記リンクよりインストール
「ターミナル」より以下で起動するかを確認
/Applications/Chromium.app/Contents/MacOS/Chromium --ppapi-flash-path=/Library/Internet\ Plug-Ins/PepperFlashPlayer/PepperFlashPlayer.plugin --ppapi-flash-version=20.0.0.267&
これで起動しない場合はお使いのChromiumの情報から「名称と拡張子」を「Chromium.app」にする必要が有ります。
起動を確認したら先ほどと同じようにAutomatorを使って、コマンドラインをアイコン化。