Macの動画編集アプリにApple公式が出している「iMovie」というものがあります。そのアプリでは動画をつなげたり、テロップをつけたり・・・と動画編集アプリとしての基本的ないろいろな機能があります。
おそらくですがiMovieのユーザーは「もっとかっこいい感じに作りたい!」と思っていると思います。なぜならば、iMovieで可能な編集作業はわりと限られているからです。
そこでちょっとだけでも良い感じに見せたいときに使えるのが「Keynote」というAppleのアプリです。
は?なぜに?Keynoteはプレゼンのアプリだろ?
そう思われた人、まずは見て欲しい動画があります。その映像のOP部分はKeynoteのみで作り上げたのです。
自分で言うのもアレですが、結構いい感じのOPです。
ではそのKeynoteとiMovieで津食らえた動画やその動画の作り方をご紹介していきます。
Keynoteを使ってOPを飾ってみた!
こちらの動画はiOSの写真アプリ「ProCamera」でのHDRのやり方を動画解説で紹介したやつです。その動画のOPとしての数秒の部分ですが、これをKeynoteで作ったのです。
iMovieの機能だけでは不可能な映像です。
それでは実際に、KeynoteでこういうOPを作る方法をご紹介します。
Keynoteで冒頭だけを作る!
先にネタばらしをしますと、動画全体はiMovieで作るのですが、OP部分だけはKeynoteの「アニメーション」で作成して、「動画として保存」するだけです。それだけで、さっきの動画OPを作ることができます。
Keynoteの「アニメーション」機能
まずは、Keynoteを起動して、まっさらなKeynoteを作って、オブジェクト(画像とか)を設置します。
そして右上に注目してほしいです。
Keynoteの右上に「アニメーション」という項目があります。
「アニメーション」を選択すると「イン」「アクション」「アウト」が出現してきます。この時点でもうお分かりかと思いますが、アニメーションでオブジェクトがどのように動くかをここで設定できるのです。
そして、オブジェクトに動かしたい「エフェクト」を「エフェクトを追加」より行います。
「エフェクトを追加」を押してみると、たくさんの項目が出現してきます。
その動きをプレビューで確認して、適応させると、もうアニメーションの完成です。
あとは、オブジェクトの数ごとに、アニメーションが起きる順番を設定してアニメーションの完成。
この部分は、実際に「エフェクトを追加」でアニメーションの動きを確認して欲しいところです。
ちなみに今回の動画OPは「イン」の「ディゾルブ」を使いました。つまり「イン」は出現系を表しているとわかります。
後はアニメーションを動画で保存
ここが最大級のミソの部分です。
作りたいアニメーションができあがったら、「ファイル」>「書き出し」より「QuickTime…」を選択します。
すると、「◯◯.m4v」の動画ファイルが書き出されます。
そして、実際に吐き出されたのはアニメーション(動画)はこんな感じになりました。
つまりは、できあがった映像をこれをそのままiMovieに放り込んであげれば、動画のOPは完成しました。
まとめ
- Keynoteの「アニメーション」を使う!
- 「エフェクトの追加」で様々なアニメーションを使える!
- 「書き出し」で「QuickTime…」で出力!
Keynoteの「アニメーション」でエフェクトを追加してもらえばわかりますが、Keynote側で非常に細かい時間設定ができます。まずは、長めのアニメーション変化で作成して、iMovieで時間短縮を行うのも良いと思いますよ!
もちろん、「Final Cut Pro」というApple公式が出しているプロ動画編集アプリを使えばよりかっこいい動画制作が約束されてますのでiMovieに限界を感じたらそちらを選択してみるのもありですよ!
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