K&F Conceptの三脚 高さが欲しく、値段を抑えたいならありかも

久しぶりの三脚レビュー依頼（厳密に言うと気に入ったら書いてってやつ）が来ました。この製品は世界で販売されているカメラグッズでおなじみのK&F Conceptの提供で書きます。

ただし、PRではなくレビューなので善し悪しはしっかり書きます。

K&F Conceptといえば、写真を始めたばかりの時にNeewerについで目に入るブランドです。今回は三脚ですが、テクステンダーやフィルター、カメラバッグなど様々に展開しています。もし興味があればK&F Conceptのページをご覧ください。

K&F CONCEPT JAPAN：プロのデジタル一眼レフカメラアクセサリーブランド

さて、今回レビューするのは、よくあるトラベル三脚です。K&F Concept（いや、もう以下、K&Fで）は三脚をたくさんだしていてそれぞれ異なった特徴が有ります。僕自身も過去にK&Fの三脚を買って、未だに使っているモノもあります。

今回は初めて見るタイプの三脚で、レバーロックなどはふつうなのですが、センターポールが2段階に伸ばすことが出来ます。つまり、高さをけっこう稼げる三脚なのです。

高さが稼げるK&F Conceptの三脚

コチラがその三脚です。自由雲台もアルので三脚セットですね。

三脚の話の前に先に自由雲台の話をさせて頂きます。

こちらがこの三脚に入っている自由雲台のKF-28です。名前の通り28mmのボールが入った自由雲台です。けっこうしっかりしているなという印象です。タダ、僕が使うカメラの思いレンズとかをつけるとちょっときついです。コンデジとかミラーレスとかならば問題なく耐えれると思います。値段も安く、「雲台何か入れたい」って時に良いかも知れません。

この雲台は、今までのK&Fの三脚には同梱されてませんでした。それが入っている、さらに別売りされているので、今回のセットはなんかお得感ありますね。

重さは258gでコンパクトな印象。最大耐荷重は13kg（ただし望遠レンズとかにはこの数値は意味が無い）です。コンパクトな雲台ってこの価格帯のセットに入ってないので、ココは評価したいです。

ってことで三脚に戻ります。この三脚はレバーロックです。三脚自体の本体は雲台合わせて1.5kgのアルミニウム合金で出来ているため、ロックを外せばポールの自重で足が伸びるようになります。

特徴であるポールが二段に伸びる機構。欲アルのはコレが一段で、ひねればポールのロックが外れてセンターポールの上下が可能になるというやつです。

この部分がけっこう伸びて、足を伸ばさなくても高さを稼げます。

写真では、1/3ぐらいのばしたじょうたいなので、もっと伸びると思ってください。

足のロックも含め、Maxで全部伸ばせば2mになります。けっこう高くなります。ただし、Maxで操作して写真を撮るには脚立が要りますね。

 

ココがダメだと思った

足の部分にはスパイクが入っていて、その周りにゴムのカバーがあります。このカバー…、スパイクが出せるように遊びがあるんで透けど、ある程度の重さが無いと「ぐにぐに」となってしまいます。安定させるときに「ん？」となりました。スパイク一本で行くとかで良いのかなと思います。それか、ゴム足、スパイクを取り替えれるのが良いと思います。

つぎに、先のセンターポール。これが2段になったためなのか、仮に雲台のパン軸をロックしていても回転していまいます。これは割と致命的なのかなと。いや、パンしない人にとっては特に気にならないんでしょうけど、パンが必要なパノラマ撮影のときは使えそうに無いです。

あと、先に言ったように思いカメラの時は、「ぐにぐに」と高さのおかげで安定は難しそうです。無風空間とかならば良いでしょうけど、アウトドアな撮影ではカメラが倒れるなどのトラブルになる可能性も否めない。

良いなと思ったところ

コンデジ運用などでは十分機能すると思います。本体も1.5kgていどなので特に重いとは感じません。あと、先の雲台も良い感じかなと。

この三脚は、そんなに重くないカメラで、なおかつ高さを稼ぎたく、軽めに持って行きたい人…向けですね。厳密にいうとカーボンとかの方が良いんでしょうけど、この高さを保持するのは、自重が合った方が良いです。そして塚としたらボクはスパイクをむき出しにした方が良いと助言しておきます。

ポール2段…じゃなかったら割とあり（それ普通の雲台ヤン）。そして新しい自由雲台を見れたのは良かったかな。Leofotoみたいな自由雲台にもっと力入れてくれたらK&Fは化けるんだろうなと思います。

雲台はよかった、レビューを見る限りロットでダメっぽいのはあかんですけどね。