ゲーム『リンダキューブ』で絵を知り、そして惚れ込み、今でもなおため息が出るほどうっとりするイラストを描く人、田中達之(たなかたつゆき)さん。今回は田中達之氏の作品集である『CANNABIS WORKS』と『CANNABIS WORKS 2』をご紹介させていただきます。
田中達之さんといえば、『AKIRA』や『ふしぎの海のナディア』でも活躍をなされた人物でもあります。大友克洋さんのアニメ映画『AKIRA』の原画、庵野秀明さん、貞本義行さんが関わっているTVアニメ『ふしぎの海のナディア』のイメージボード、そして先に挙げた、ゲームデザイナー桝田省治さんの名作中の名作『リンダキューブ』のキャラクターデザインを担当している人物です。
なんだったら、レブロン・ジェームズが主演した「誘惑の恐怖」ってNIKEのCMの映像なんかも実は田中達之さんが関わっていたりしてます。
他にも、宇多田ヒカルさんの「Wonder 'Bout」なども観てもらえればわかるのですが、かなりかっこよく、そして味のあるステキで独特な雰囲気のある作品を作っている人です。(アニメはSTUDIO4℃です)
最近だと、実写映画『GANTZ』の武器デザイン、「SHORT PEACE」『武器よさらば』(大友克洋原作のアニメーション)のキャラクターデザイン…って、そっち系あげちゃうとキリががないのでこのあたりで。
とにかく好きな人。そんな人の作品集だ。持っているに決まっている。
写真左側にアルのが「CANNABIS WORKS」で、右側になるのが「CANNABIS WORKS 2」です。どちらも結構分厚く、ハードな本なので、お宝感が結構あります。
CANNABIS WORKSの1ページ目をぺらり。めちゃくちゃ細かく書かれていて、その世界に吸い込まれそうになってしまう田中達之さんの絵が出迎えてくれます。全編こんな感じでグレイトな絵がたっくさん盛り込まれているんすよ。
もちろん、関わった作品のページもあって、たとえばコレはリンダキューブのとあるシーン(いきなりリンダに殴られるシーン)がイラストで描かれている。もう、隅から隅まで観ていたくなる、本当にそうなっちゃうぐらい細かく書かれているイラストなんです。
こちらは「CANNABIS WORKS 2」のとあるページ。ラフとカラーの比較。あの白黒の時点でもすごいのに、これがさらに色を足されて立体化されてしまう…。ちなみにコチラのイラストは、とある減刑しによって立体化されていたりする物です。
まぁ、こんな説明で田中達之さんを知らない人がわかるわけが無いと思うので、「こういう人に向いている」てのを考えてみました。
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田中達之さんの作品集『CANNABIS WORKS』
まずこちら、田中達之さんの初の作品集でアル『CANNABIS WORKS』です。この作品集が出されたのは2003年。当時ボクは、この『CANNABIS WORKS』をジャケ買いしました。ぶっちゃけ「田中達之」という人物は認識していたのですが、それが「CANNABIS」名義で色々やっていたのを知らなかったのです。 ジャケ買い、CANNABIS=田中達之と認識、超すげえ…ってなりました。作品を観てみると、氏の独特な本当にステキな雰囲気のイラストがちらほら。漫画もあったり、ラフもあったりと、とにかく田中達之さんすきなら観ていてワクワクする物ばかり。本との宝物だと感じました。 つづいて、コチラは「CANNABIS WORKS 2」です。2003年に作品集を発表されてから10数年後の2016年に発売されました。2003年から2016年の10数年分のお仕事がこの作品集にはき出されております。 ラフだったり、未公開の物だったり、前作よりも盛り盛りな内容の作品集でした。まじでお宝二つ目。もちろん、発売してすぐゲットしたやつです。お宝ですからね。 実は、別ブログですでに紹介していたのですが、当ブログ「キセノンテンター」的にも所持しているアートブックや画集など、色々と紹介してみようと思い、その第一弾として田中達之さんの「CANNABIS WORKS」を選択させて頂きました。 ひじょーーーーに軽めではありますが、どういった作品集なのか雰囲気がわかるように少しだけお見せしようと思います。CANNABIS WORKSにふれる




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- 自分の夢へ奇妙を与えたい
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